君ヲ想う。
それからあたしは2人に何も言わずに家に帰った。
現実を受け止める事が出来ないんだから。
優の気持ちがわからないもん。
もっと好きになるような事するからだよ?
優が悪いんだよ?




どうしたらいいの??
明日・・・どんな事話したらいいの??
彼女いるの?って・・・
聞いたらいいの??
神様でもいい、誰かあたしに教えてよ・・・。
誰でもいいからさ・・・
あたしにどうしたらいいか教えてよ。




あたし頑張るからさ。
ねぇ・・・教えてよ。
好きになってもらえるには・・・
どうしたらいいのかを・・・。







そして、次の朝がきた。
あたしはずっと夜に声を殺して、
泣いていた。
お母さんにもお父さんにも
気付かれないように・・・。
あたしはいつの間にか眠っていた。
何も夢は見ていない。
浅い夢だ・・・。



生きる意味を失くしたあたしに・・・
何をどうして生きろというのか・・・。
あたしには何もないんだから。
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