君ヲ想う。
すると、蘭は1人で走って後ろを向く二人の男の人のもとへ行った。
「ちょっと!!蘭ちゃん!!」
あたしはその蘭のもとへ行くと、
優くんだった。
「あの・・教室一緒だよね?知ってる?」
蘭は緊張した感じで喋った。
「うん。大丈夫だよ。二人とも俺らと一緒なんだね。
よろしくね。」
優くんの隣に立ってる男の人が言った。
「また、会ったね。」
優くんはあたしに向かって笑顔を見せてくれた。
微笑む顔はなんてステキなんだろう?
って・・・言ってる場合じゃないや!!


あたしたちはその二人と一緒に教室に向かった。
その教室は、下駄箱から結構遠くて階段を上がらないといけなかった。
三階で、端っこの教室だった。
向かってる間は、優くんたちからあたしたちに話しかけてくれた。
嬉しかった。
それで、あたしたちは教室に入った。
みんな自由にしてる。
すると、みんながあたしたちを一斉に見た。

え??何??
そっか・・優くんたちか・・・。
そりゃモテるしなぁ・・・。
ただ、それだけじゃなかった。

「なんで?つきあってるの??」
「え??違うよね??そんなん嫌~。」

そんな声が聞こえた。
女ってつくづく思うけど・・・こわい。
あたしらに聞こえるように言ってるんだ。
あ~~こわい。




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