君ヲ想う。
「じゃあ、また明日ね!!」
電話を切って、次に蘭にかけた。





「もしもし・・・??」





「もしもし・・・。」
蘭の声だよね??
「蘭??だよね?」
声がいつもの声じゃなかったから
違う人かと思った。
「うん・・・そうだよ?
亜衣・・・菜月に謝った?
うちのことなら、大丈夫だから。」
蘭・・・謝ったよ。
あたしちゃんと謝ったよ?



「うん。
でもね、蘭にも謝らないとダメなの。



蘭・・・ごめんね。
ひどいこと言って・・・
どうかしてた・・・
優のことばっかりでさ・・・
何も蘭たちのこと考えないで
自分で自分を苦しめるだけ。



これからは・・・
蘭たちにちゃんと話すよ。
でも、これだけは変わらないよ。


優が好き。
だから・・・頑張りたい。
もちろん、彼女がいるのはわかってる。
それでも・・・
頑張りたいの。」
あたしは強い気持ちで蘭に言った。
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