君ヲ想う。
「亜衣がそういうならいいけど・・・
また言ってよ?
相談にのるから・・・。」
菜月は言ってくれた。
「ありがとう。
怒鳴ってごめんね。」
悪い気がした。










バレンタイン当日。
あたしはいっぱいチョコを作った。
もちろん手作りで、友チョコだ。
おいしいかどうかなんてわからないけど、
学校に行けばみんなチョコを交換していた。
今どきは友チョコの時代だよね。




優はいくら彼女がいるからって
みんな関係ないみたい。
優は女子からいっぱいチョコを貰っていた。
それならあげるべきだったかな?





「優!!一緒に食べよう?」
まさみが優を誘った。
「おう!」
優はすごく幸せそうな顔をした。
いいな・・・一緒に食べるんだ。





「今日ね、手作りのチョコ作ってきたんだよ。
おいしいかわからないけど・・・
受け取って。」
照れながら言うまさみ、確かにかわいかった。
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