生徒会室へようこそ




「高崎さん」




「どうしたんですか、三嶋委員長?」





三嶋委員長の許可をもらい横に腰を下ろした。




「何でもないんだ」



「うそ。顔に書いてますよ、非常事態発生しましたって。
黒川先輩の事ですよね?」



「・・僕じゃ彼女の力になんてなれないよ」




小さな声で呟くと頭を膝にくっつけて話す三嶋委員長。




見るからに自信なさそうな感じだな。


「僕みたいな男じゃ」



「自信持って下さいよ!あたし、委員長のいいととこ知ってますよ?」



「え?」

< 100 / 285 >

この作品をシェア

pagetop