生徒会室へようこそ




階段を駆け降りる姿を見送ってから
ふと副会長の言葉を思い出した。






あの人、もしかして全て知っていたのかな?


三嶋委員長の気持ち。




だからあんな言い方してまで..って




「まさかね、生徒のプライベートの事まで」




いくらあの人でもそんな事分かるはずない..




「うん、そんなことない..よね」




踊り場に何度も否定する私の呟きが響いた。





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