生徒会室へようこそ





一目惚れだったんだ。





環境委員でもない君が花に笑いかけるその姿に
僕は一瞬で心を奪われてしまった。





もちろん接点がなかった僕たちは




今まで話す機会もほとんどなかったし、
ばすれ違った事もほんの数回。



でも君は知らないだろうね



その度に僕の鼓動がものすごい速さで鳴っているのを。




きっと君と僕が話す機会はこれで最後かもしれない
けれど。



でもそれでも僕は




「黒川さん、話があるんだ」




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