生徒会室へようこそ


ちょっとだけほんの数センチだけ

縮まったこの距離に

私はどうしたらいいのか分からない。


そしてそんな事を考えてしまう理由を今は
後回しにして


とにかくこの人の口から出てくる

全ての構文の暗唱に

ただただインプットしていくことだけを考えた。


延々と続く副会長の家庭教師。

それをずっと受けていたい、なんて事を思いながら―――



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