生徒会室へようこそ
「おおすまんすまん」
「君は確か編入生の・・」
副会長がこっちに向かいながらやってくる。
「ちょっと副会長、コレ」
「下僕は黙ってろ」
「ちょ、それひど!」
「ほ~あんた会長じゃないん?」
立ち上がりながら訊いてきたその質問に答えたのは
「当然だ。こんなヤツが会長になったらこの学校は
終わりだな」
冷たい口調で言い放った副会長。
まぁなんともごもっともな事言ってくれてるけどさ
それってかなり失礼なの、知ってる?
なんて事言うのはあえて我慢。
これ以上話こじらせるのも嫌だし
何よりもこの編入生と呼ばれた人に興味があった。
「で、編入生の君が何故ここに?」
「せや!あんたに頼みたいねん」