生徒会室へようこそ


机をバンッと激しく叩きながら

副会長に顔を近付ける。


「俺、こっちに住んでる彼女に東京出身って嘘ついてんねん」

「だってこっち来て思ってんけど、大阪弁って
この辺じゃかなり浮くやろ?」

「はぁ」

何も質問をしてないのに、ぺらぺらと話し出す
この人に


私と副会長はただ相槌を打つだけしか出来ない。

さっきから話をし始めて5分経過している。


いつまでもダラダラと話してるけど、

つまりまとめるとこういう事らしい。













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