生徒会室へようこそ


この大阪弁を操る彼、飯塚隼人さん(高2)は
3か月前から見ず知らずの女の子と間違いメールきっかけに
メールのやり取りをすることになった。

いつも通りメールをしていたある日、彼は突然訊かれたのだ。


【どこ出身なの?もしかして大阪とか?】

と。

何とも不自然なこの文章に疑問を思った彼、
隼人さんは質問を質問で返した。

【なんで?】

と。

そして彼女からの返信にはこう書かれてあった。

【大阪の人は苦手なの】


どうやら昔大阪弁を喋る男の子にものすごく
怖い事を言われてから苦手になったらしい。

それから彼はとにかく彼女に嫌われまいと
自分が東京出身と嘘をついた。

そして幸か不幸か分からないけれど
来週の日曜日に彼女と会う事になった。

が、自分は標準語が喋れない。

なので何とか助けて欲しくてここに来た、という事らしい。


「でな!そのおばちゃんがな」

・・・まぁ今は関係ない話まで飛んでるけれど。

「柴田」

「はい」




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