生徒会室へようこそ
そこまで言った時
「この近くに美味しいレストランがあるんだが」
小さいけれど、でも確実に聞こえた声に
ピンっとウサギのように耳を立てる。
今、誘ってくれた?
「それってもしかして・・」
「嫌なら構わない」
誘ってくれてるんだよね?
まだ一緒にいてくれるんだよね?
「どうするんだ?」
そんなの決まってる
「もちろん、副会長の奢りですよね?」
この楽しい食事の後に
まさか恐怖の時間が待ってるなんて
そんな事も知らずただニヤニヤしながら
副会長の横に並んだ。