生徒会室へようこそ
私から離れるとそう言って切なそうな笑顔を見せる。
「それであんなこと言ったんですね」
「一応さ、これでも頑張ったつもりなんだけどね。
でもいっつも子供扱いされちゃってさ。
・・何でもっと早く生まれて来なかったんだろう?」
寂しそうに笑って机に突っ伏した。
相当ショックだったんだろうな
自分を見失うくらい。
「相手の方って・・」
「保健室の先生なんだ。俺さえ卒業すれば何とかなるなんて
そんな甘い考えだったからいけなかったのかな?」
福山委員長は寂しそうに笑ってから
ゆっくりと話を始めた。
俺が初めて先生をオンナと意識したのは
まだ俺が一年の時。