生徒会室へようこそ
「んーうまい!!」
真剣な会議も一時中断し、楽しい晩御飯タイム
がスタートした。
男の人の食欲って本当にすごい。
あっという間にすぐなくなっちゃうんだから。
「美桜も一緒に食べようよ~~」
安部委員長達みんなが誘ってくれるけど。
私は雑用だもの、必死で焼かせて頂きますよ。
ジュージュ―と鉄板からはお肉と野菜が焼ける
いい匂いが漂う。
私もお腹すいてきたなぁ~
ううん、でも私が働かないと、
首を左右に振った時、左手に持っていたトングが
鉄板の上に落ちてしまった。
私ってなんてドジなんだろう?
慌ててトングを拾うとすると
「危ない、バカ!!」
「あつ!」
怒鳴り声と一緒に熱さが指に伝わる。
「何やってんだよ」
呆れながらも私の手を掴んだのは福山委員長で。
さっきの怒鳴り声も福山委員長のモノだった。
「だ、大丈夫です、こんなの舐めとけば治りますから」