生徒会室へようこそ
その声は今まで聞いた事のないような優しい声。
指からドキドキが伝わってくるのが分かる。
きっと顔だってタコみたいに真っ赤だ。
「大丈夫ですってば」
視線を合わせずにそう答える。
良かった、今が夜で。
恥ずかしいくらいの私の顔、
見られたくないから。
「あまり心配させるな」
副会長がそう言うと
ゆっくり私の掴んだままの手を引っ張って
「え?」
ちゅっと
傷口にキスを落とした。
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