生徒会室へようこそ


絶対に違うってば

副会長が私の事を意識してるなんて

そんな事・・あり得ないって。


ブンブンっと首を左右に振ると


「何考えてるの?」

喜多山委員長が私を覗くように見る。


「べ、別になんでも・・ないです」

「美桜ちゃんってみかけによらず結構強情なんだね~。
それとも鈍感なの?」


なに?この人達は!!

私をいじめて楽しいの?


「あ、副会長もかぁ~」

このカワイイキャラ!!

カワイイって言っちゃうぞ!!



でも落ち着いて。まだ私死にたくない。


「お互い気持ちに素直に言っちゃった方がいいよ~」


そんな簡単に言うけど。

「きっと副会長は他の女の人の方がいいですよ」



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