生徒会室へようこそ


ポロっと本音が出てしまう。


「何それ?」

「だって、そうじゃないですか。私みたいな凡人、モテまくりの
副会長になんて釣り合いませんよ」


そうだ、福山委員長も、喜多山委員長もみんな

あんなこと言うから

変に期待しちゃうんだ。

あの夜の副会長の態度は私も少しだけ気になってしまうけど。


でもちゃんと自分自身でセーブがかかる。

副会長は私の事をきっと何とも思ってないって。


「ふ~ん、美桜ちゃんって自分に自信ないんだ」

「当たり前じゃないですか!」

自分に自信のあるひとなんているの?


「じゃあさ~自信、持たせてあげるからさ、
告白しちゃいなよ」

へ?

「な、何を」

「はいは~~い!!校内ミスコンに我が生徒会から美桜ちゃんが
でま~~す!!」

「ちょっとー!何言ってんですか!!」


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