生徒会室へようこそ
ドアを閉めて静かな校舎を一人で歩く。
他の生徒達の活動は7時まで。
生徒会はそれよりももっと長い時間残って
頑張ってる。
みんなが楽しい学校祭になるように。
そして最後の学校祭をいい思い出に出来るように。
私も与えられた仕事を頑張らなくちゃ!
靴を履き替えて外に出ると
外は真っ暗になっていて
空には何度数えても分からないくらいの星達。
こんな風に夜遅くに帰るのもあと少し。
これが終わったらもう、、
そう思ったら
何だか心の中にぽかんと穴が空いた感じ。
「もう最後・・なんだよね」
少し、ううん、
すごく寂しい。
とぼとぼ歩いていると
・・ん?何だろう?
私の気のせい?
誰かに付けられてる気が・・
「ま、まさか・・ね」