生徒会室へようこそ



え?

「あ、私なら大丈夫ですよ」


突然の会長の言葉に驚きながらも何とか断りを入れる。


「昨日は大丈夫じゃなかったろ?」


それはあなたが悪い気がするんですが・・・

なんて事は言えず、

どうしようか迷っていると


会長が私の近くまで来るとそっと耳元で囁いた


「学校祭で告白するんだろ?」

「なな何で知って」


「俺はこの学校の生徒会長なんだから知ってて当然!それよりも
距離を縮めるのが大事だろ?」

「それは・・そうですけど」


私の答えに


「と、言う事だ、大島頼んだぞ」


まっすぐ副会長を見る。


「ですが」

「大島、会長の言葉は」


「・・絶対です」

「宜しい!じゃあ美桜ちゃん、楽しんで~♪」





そんな楽しんでって言われたって・・。



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