生徒会室へようこそ


「父の仕事の関係で学校を空けなければいけなくなった時
俺はアイツに頼んだんだ。“副会長”としての役職を復活させて
学校の事を任せる事を」


誰も何も話さない。


会長の声にみんなが耳を傾けている。


いつもと違う雰囲気の会長が席を立ち、

私達を順番に見つめる。


「そして俺は戻って来た」

「だからって簡単に辞めさせていいのかよ!!」


福山委員長。


「そうだよ、僕達が何か困ってるといつも助けてくれたんだ」

「直接的な手助けはなかたけれど」

「何を考えているのか分からないけれど」


「それでも」


「“仲間”として俺達を見てくれた!」



“なかま・・”


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