生徒会室へようこそ
「あんたがその気なら別にいい。でも俺達には必要なんだ!」
行こう、高崎さん
そう言って私の手を繋いで生徒会室へ出る。
「ちょ、結城委員長!?」
「僕は正直こういうのはどうでもいいんですけどね。でも
一人の少女を悲しませる副会長は許せません」
「結城委員長・・」
「行きましょう、高崎さん。あの方を説得できるのはあなたしか
いません」
「はい」
私に何が出来るか分からないけど。
でも
さっきので気付いた。
副会長はみんなから“仲間”として受け入れられているのを。
ただの副会長っていう肩書だけじゃない。
それを
私は伝えたい。
「副会長!!」