生徒会室へようこそ
「ダイジョーブだって、お前一番になるってきっと」
ポンポンっと肩を叩かれた。
「そんな冗談やめてください」
「だってそんな格好してんの、お前だけだもん」
・・・は?
驚いてステージへと視線を動かすと・・
「え・・?制服?」
ステージに立っている人みんなが制服を着てる。
「そそ、お前は特別だかんな」
「・・嵌めたんですね」
ぎろっと睨んでもきっとこの人には通用しない。
「まぁいいじゃん、思いっきり目立って一発副会長を頼むわ!!」
福山委員長の言葉にこくんと頷いて足を進める。
私に本当に副会長を説得できるのか分からないけど。
やると決めた以上はやるしかない。
たとえどんな結果になったとしても・・
「それじゃあ次は我生徒会からの出場だよ~~」
その声に合わせるようにステージを上った。