生徒会室へようこそ
「私、忘れてました。」
「え?」
「私の願いは可愛くなりたいことだったんです」
クラスメートの男の子にフラレて
生徒会なら何とかしてくれるってそれを聞いて
ドアを叩いて助けを求めたのに
「仕事が出来ないのか?」
「お前は今日から雑用だな」
最初は雑用ばかりで、この組織に何の意味があるんだろうって思った。
お悩み相談なんて嘘じゃないかって思った。
「副会長、いますか?ここに!!私の声聞こえてますか?」
急に静かになる体育館。
「福山委員長、樫山委員長、お願いします!!」