生徒会室へようこそ


「私、忘れてました。」

「え?」

「私の願いは可愛くなりたいことだったんです」


クラスメートの男の子にフラレて

生徒会なら何とかしてくれるってそれを聞いて

ドアを叩いて助けを求めたのに



「仕事が出来ないのか?」

「お前は今日から雑用だな」


最初は雑用ばかりで、この組織に何の意味があるんだろうって思った。


お悩み相談なんて嘘じゃないかって思った。


「副会長、いますか?ここに!!私の声聞こえてますか?」


急に静かになる体育館。


「福山委員長、樫山委員長、お願いします!!」


< 272 / 285 >

この作品をシェア

pagetop