生徒会室へようこそ
叫び声と同時に体育館のドアが開き、そこから沢山の生徒が来る。
うちの学校だけじゃない、千夏さんや、黒川さん。
それに近所に住むおばあさんまで。
ざっと100人くらいの人達が樫山委員長を先頭にして立っている。
「副会長、分かりますか?この人達はみんな副会長に生徒会に助けられた
人達です」
少しずつ列が別れて、やがて副会長が私のすぐ前まで歩いてきた。
「みんな感謝してるんです。副会長に助けてもらったって。副会長の
おかげだって」
「くだらない事をするな。俺がいなくても」
「くだらなくなんかないです!!副会長がみんなを助けたんです!
みんな副会長の事が大好きなんですよ?ちゃんといて欲しいんです。
最後までいて、欲しいんです」
「高崎」
「そうそう」