生徒会室へようこそ


信じられない。

人をストーカー呼ばわりしたくせに。

私の事ブスって言ったくせに。


それでもそんな事を平気で言うの?


こんな人を好きだった自分が情けなくなる。

どうしてこんな人を好きだったんだろう?


「ごめん、私もう」

もう顔も見たくない、視線を逸らして生徒会室へと
再び足を向けた時


「いーじゃん!!」

ドアに思いっきり背中を叩きつけられる。


「いた、やめて!」


「お前俺の事好きなんだろ?だったらいーじゃん」


暴れようにも体が抑えられて何も出来ない。


どうしよう。助けて、副会長!!


近付いてくる顔にぎゅっと目を瞑りながらそう祈った。



「お前コイツに何してんの?」
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