生徒会室へようこそ
「え?」
突然言われた言葉に返す言葉も見つからない。
今、何て言ったの?
生徒会長?
私が?
「お前に生徒会長になって欲しいんだ」
そんな、私が?
「む、無理です!!そんな生徒会長なんて!!」
「いや、お前しかいないよ」
まっすぐ、今までにないくらい優しい瞳で言う
副会長。
「ずっと見てた俺が言うんだ、お前になってほしい」
「そんないきなりそんな事言われても」
それに
「私頭悪いし、そういうのって成績優秀な人がなるもんじゃ」
「それは違うな、成績じゃない、どれだけ学校を想っているかだよ」
「でも」
「それに、成績の事なら問題ない。俺がみっちり教え込んでやるからな」
「副会長・・」
「それってもう告白だよね~~?」
「おい、邪魔すんなって」
「だって俺達の美桜なのにぃ~~」