生徒会室へようこそ




「次に図書委員会」




メガネ男の声が講堂に響く。




「ねぇ、副会長さんカッコいいね」




後ろでこそこそ話が聞こえる。





もしアイツに関わってなかったら




カッコいいとかステキとか思ってたかもしれないけど。



ヤツの本性を知った今となっては
一ミリもカッコいいなんて思わない。



むしろ今日サボってしまえば良かったかもなんて
思ってしまうほどだ。


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