生徒会室へようこそ
ぼうっとしているあたしに副会長が鋭い声で質問してきた。
「はい、あの、それで実は折り入って相談が」
この人ならちゃんと私の事を親身になって考えて
くれるかもしれない。
でも
「仕事をきちんとこなさないヤツの話なんて
聞く気もないな」
「は?」
返ってきたのは意外な言葉。そして更に続ける。
「どうしても聞いてほしいのなら・・そうだな。仕事をきちんと
出来なかった罰として今日から雑用委員になってもらおうか」
「はぁ?」