生徒会室へようこそ



「大丈夫だよ、高崎にはきちんと伝えてあるし、もうそんな真似はしないと思う」


「そうか、お前が大丈夫ならいいんだけどさ」



「それにしてもあの高崎が、なぁ」





信じられない会話をこれ以上聞きたくなくて、あたしは走り出した。




どうして、あんなこと言うの?



あんなデタラメ..





ふらりとついた場所は空き教室だった。



中に入り、机に突っ伏す。




「...どうしてぇ」




止まらない涙をただ溢れさせて泣いて



どれくらい時間が経ったんだろう?





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