王国ファンタジア【雷電の民】−ドラゴン討伐編−
ドルメックにお茶を注ぎ、自分は給仕役に徹しようとするサラにドルメックはお茶を注いでやる。恐縮しきりのサラに苦笑しつつ、未だ熱い議論を闘わせている二人を見遣る。
「あの二人、いつからああしてるんだ」
「この部屋に案内された時……いえ、討伐隊の発表前からですね」
「よくやるな」
とドルメックが呆れたため息をついた時、隣からくすりと笑いが漏れた。
「リエル様は嬉しいんだと思います。自分と同じレベルの会話が出来ることが」
なるほど。とドルメックは思った。
そして、二人の議論が途切れた瞬間にサラは二人に声をかけた。
「リエル様、クラウンさん。お茶はいかがですか」
言いつつ二人の前に移動すると、彼女は手際よく紅茶をいれる。
「おおきに」
「ん。サンキュ」
二人とも議論を止めてカップに手を伸ばす。どうやら小休止といったところだ。
「あの二人、いつからああしてるんだ」
「この部屋に案内された時……いえ、討伐隊の発表前からですね」
「よくやるな」
とドルメックが呆れたため息をついた時、隣からくすりと笑いが漏れた。
「リエル様は嬉しいんだと思います。自分と同じレベルの会話が出来ることが」
なるほど。とドルメックは思った。
そして、二人の議論が途切れた瞬間にサラは二人に声をかけた。
「リエル様、クラウンさん。お茶はいかがですか」
言いつつ二人の前に移動すると、彼女は手際よく紅茶をいれる。
「おおきに」
「ん。サンキュ」
二人とも議論を止めてカップに手を伸ばす。どうやら小休止といったところだ。