キャンディ



「はぁ。いねーし。帰ろぜ?」


その声を聞いて私はほっとした。

そしてすぐに携帯を取り出し電話をかけた。



「紗羅ぁ!!今どこっ!?」

『ん?夏音。学校だよ〜』

「え。学校??あの男たちの中に入たの??」

『は?男?夏音頭大丈夫?』

「いやいや、紗羅こそ大丈夫??とっとにかく、学校の近くの公園に来て来れない??」

『はぃ?公園なんてないじゃん?この辺。』

「え。あるよ??学校出て左に。」

『ん?左?あぁっ!分かった。了解。待ってて。』

「う、ぶちッうん…」


返事する前に切られた…



それにしても、紗羅と私の会話噛み合ってなかったなぁ。
なんでだろ??

で、待つこと10分ちょい??


はぁ はぁ はぁ。

息を切らした紗羅がいた。


「紗羅ぁー。なんでこんな時間かかったの??」

私は疑問に思ったことを聞いた。


『あんたねぇっ!裏なのよっ。裏!』

「え??裏??」

『あっ!。もう時間がヤバい…夏音、走るよっ』

「えっ」

私は紗羅に引っ張られながら走った。



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