この空の下で
俺は野球が出来ないと言われた
この自分の体を諦めたくなかった
少しでも可能性があるなら
その少しの可能性を信じたくなった
自分がまた野球が出来ると…
――――――――――――
「お疲れさまでーす」
「おう、お疲れ」
自分が今野球が出来ているのは
奇跡的に近いらしい
上手く動かない自分の腕に
何度苛立っただろう
重い足を何度蹴っただろうか
でも一度も諦めることはなかった
絶対諦めたくなかった
自分が満足できるような野球が
出来るまでは…