この空の下で

詩織 SIDE




月日はあっという間に過ぎて行き
私たちは2年生になった


クラスはまた早夜と一緒になり一安心。
それと1年の時はクラスが違った洋平くんとも一緒になった


早夜と洋平くんは席が隣同士になって
いつもワーワー後ろから聞こえる


そして私と洋平くんは運悪く
くじ引きで学級委員長になってしまった


「詩織かわいそ~洋平は頼りにならないからねー」


「おい。俺をなめんなよ
みんなから兄さんと呼ばれるぐらい
クラスをまとめてみせるからよ!」


「…」


「…冗談です。すいません」


「でしょーね」



< 162 / 194 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop