この空の下で


「颯太くん、もう少しで試合でしょ?だからこれ、作ったんだけど…」

「えっ」


「下手くそでごめんね…でもいちおう一生懸命作ったから」


「あ、サンキュー…」


少し顔を赤らめて俺に手渡す


それはわざわざ俺のために彼女が作ってくれたお守りだった


その優しさが本当に嬉しくて…



最初は失礼な話、少し軽い気持ちだった

でも、そんな彼女の優しさを感じて
今、本気になりそうな自分がいる…



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