この空の下で


「詩織?」


そこに立っていたのは詩織だった


俺が呼ぶ声と同時に詩織はゆっくりこっちを向いた


「ど、どうした?」


その瞬間、驚いた

詩織は涙目になっていたのが分かったから



ギュッ


「え…詩お…」


不意に詩織は俺に抱き着いた



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