この空の下で


「よう」


「そうちゃん、これから部活?」


「まあな」


この前まで無視していた
お前と今話してる


やっぱりこっちが
自然の形だったのかもしれない



「あれ…お前化粧してる…?」



「あ、ちょっと早夜に実験台にされちゃって…」


詩織は苦笑いしながら髪をいじっている



「そうちゃん?」


詩織は俺に顔を近づけてきた


「え?!」



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