蒼の教室
昼休み 小説を読み終えた
結局彼らは幸せに終わった
果てしなく平凡な恋愛小説 正直嫌悪感さえ感じるくらいだった
なぜかといえば私が今までまともな恋愛をすることができなかったから 恋愛 と言うものに理解を求め過ぎて逆に理解できなくなっているからだろうけど
一つ言えば寄ってきた男は私に対して1から10まで腐りきっていて脳みそは性行為に直結していたと断言しても過言ではなかった
それはきっと一般社会の中で恋愛 とは呼べるものではないだろう
紡木明 彼もまたそういう類の人間なのか
机に頬杖をついて彼をぼんやりと見つめた