crystal love
「訂正して、詫びて
終われるだなんて
思うなよ。」
ジェイドの勝ち誇った
眼差しが、癪に障る。
「損害賠償なんてできないわよ。
あなただって、私に失礼な事を
いったんだもの。」
渇いたノドから、
声を絞りだす。
言い返す事で必死だ。
「そんな小さい事は、いわない。
でも・・・そうだな。」
楽しげに細めた目
ろくな事、
考えてないでしょ?!
「これから一月の間、
23:00迄、お前の時間は
俺のモノだから。」
「なっ?!」
仕事以外でも
付き合えって事?!
「当然だろ。
お前、俺にキャリア
捨てさせたんだぞ?
当然の代償だっつーの。」
これくらいの痛手は、
当然受けるべきだっていって、
彼は、勝手に話を決めてしまった。