crystal love
「もしね、あなたさえよければ
うちで・・・私の実家で
ホームステイする?
二週間くらいなら
都合つくみたいだけど。」

そう、提示すれば
彼は、驚きを隠さず
こちらを見つめる。

「いいのか・・・?本当に。」

数秒の間の後、
彼は、声を絞りだした。


「人物保証はロバートが
してくれてるし、こちらは
問題ないわよ。」

「!!凄い・・・是非・・」

興奮気味のジェイドに
うちは一般家庭だから
裕福な思いはさせられないと
注意を促せば

「いいんだ。全く。
俺は、野宿だって平気だから。」

見た目に、全くそぐわない
答えが返ってきて、
興奮さめあがらない彼を、
微笑ましく眺めていた。



 
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