crystal love
「だいたい、聞き取れたん
だけどな。」
そういって、
ニンマリ笑うジェイドの、
手元のスピーカからは、
聞いたことのある会話が・・・
『ディオナ、こっちの言葉、
何年くらい習った?』
『六年くらいかな。』
『何でこっちきたの?』
『やりたい事があるから。』
『オトコ、何もいわなかった?』
『来るときは、いなかった。』
前回の授業の最中の愚問と
イライラした声の自分の返答。
『その程度の語学力で、
出てこようなんてね。
さては、オトコに振られたか?
逃げて来たんじゃねーの?』
ああ・・・ダメだって。
人間触れちゃイケナイ
琴線てもんがあんのよ。
『!!うるさいわねっ
このお子様がっ』
ほら・・・。
激怒してるじゃない。
数日前の私が・・・
『大体、あんた、何様よ?!
モデルだかなんだか知らないけど!!
えっらそうにっ
あんたみたいなオトコは、
外国に行っても、こっちの
職業を売りに、オンナ騙して、
テキトーに転がり込んで
暮らすんでしょ!!
やれるもんなら、
こっちの実績全部精算して、
外国でイチから
実力を試してきなさいよっ
私は、あんたからも現実からも、
逃げたりしないんだからっ!!』
スゴイ・・・逆鱗だこと。
人間、図星をつかれると
こんな風になるのね。
妙に、客観的な
自分が、ここにいた。
だけどな。」
そういって、
ニンマリ笑うジェイドの、
手元のスピーカからは、
聞いたことのある会話が・・・
『ディオナ、こっちの言葉、
何年くらい習った?』
『六年くらいかな。』
『何でこっちきたの?』
『やりたい事があるから。』
『オトコ、何もいわなかった?』
『来るときは、いなかった。』
前回の授業の最中の愚問と
イライラした声の自分の返答。
『その程度の語学力で、
出てこようなんてね。
さては、オトコに振られたか?
逃げて来たんじゃねーの?』
ああ・・・ダメだって。
人間触れちゃイケナイ
琴線てもんがあんのよ。
『!!うるさいわねっ
このお子様がっ』
ほら・・・。
激怒してるじゃない。
数日前の私が・・・
『大体、あんた、何様よ?!
モデルだかなんだか知らないけど!!
えっらそうにっ
あんたみたいなオトコは、
外国に行っても、こっちの
職業を売りに、オンナ騙して、
テキトーに転がり込んで
暮らすんでしょ!!
やれるもんなら、
こっちの実績全部精算して、
外国でイチから
実力を試してきなさいよっ
私は、あんたからも現実からも、
逃げたりしないんだからっ!!』
スゴイ・・・逆鱗だこと。
人間、図星をつかれると
こんな風になるのね。
妙に、客観的な
自分が、ここにいた。