crystal love
「ごめん。朝ごはん食べる?」
「ああ。ディオナは?
これから?」
二人で食事をしながら
彼は問う。
「なあ。何考えてた?」
「ん?昨日スケッチブック
見つけてね。
記憶をたどってたの。
誰が描いたのかな・・・って。」
素直に答える自分がいた。
「へぇ。俺、そういうの
ないからな。
ーーー思い出したくない
ってのもあるし。」
ジェイドはサンドイッチを
コーヒーで流し込んでいった。
「何か、情け、かけられてる
みたいで嫌だった。
俺、施設抜け出して、
モデルになったからさ。」
彼は、私の知りえぬ何かを
思いながら言ってるのだろう。
「それって、ロバートの
ところ?」
差し障りない会話でつなぐ。
「そう。考えてみりゃ、
危険だよな。」
そういって、ジェイドは笑う。
「自暴自棄になってたんだ。
金も持たず、
体ひとつで飛び出して。
何か、あやしい男達に
スカウトだって追っかけられて
逃げるうちに、
モデルエージェンシーって
かいてる部屋があって
飛び込んだ。
16歳のときだった。」
「何か不満だったの?」
「思春期ってやつだよ。」
調度、私が、
事件を起こした頃の
ことだった。
「ああ。ディオナは?
これから?」
二人で食事をしながら
彼は問う。
「なあ。何考えてた?」
「ん?昨日スケッチブック
見つけてね。
記憶をたどってたの。
誰が描いたのかな・・・って。」
素直に答える自分がいた。
「へぇ。俺、そういうの
ないからな。
ーーー思い出したくない
ってのもあるし。」
ジェイドはサンドイッチを
コーヒーで流し込んでいった。
「何か、情け、かけられてる
みたいで嫌だった。
俺、施設抜け出して、
モデルになったからさ。」
彼は、私の知りえぬ何かを
思いながら言ってるのだろう。
「それって、ロバートの
ところ?」
差し障りない会話でつなぐ。
「そう。考えてみりゃ、
危険だよな。」
そういって、ジェイドは笑う。
「自暴自棄になってたんだ。
金も持たず、
体ひとつで飛び出して。
何か、あやしい男達に
スカウトだって追っかけられて
逃げるうちに、
モデルエージェンシーって
かいてる部屋があって
飛び込んだ。
16歳のときだった。」
「何か不満だったの?」
「思春期ってやつだよ。」
調度、私が、
事件を起こした頃の
ことだった。