僕は君のもの



「紹介するね。美紀の愛しのダーリン、直ちゃんです!」



「初めまして。内野直哉です。いつも美紀が世話になってます。」



おぉ。なんかいい。旦那さまっぽい。
それに“美紀”だって。いつもはちゃん付けなのに。



「これからデート?」



恭ちゃんがいい質問をしてくれた。



「うん!市役所行くの!」



やっとみんなに話せるよ。



「婚姻届出しに行くの!」



「「「はぁーーー!!!!」」」




3人の声が大きく響く。



うんうん。いい反応。



直ちゃんと笑う。



「もっと驚くこと教えてあげようか?」



だぼっとしたカーデの上からお腹を撫でる。




「ただいま、妊娠6カ月です!」




どう?また絶叫!?





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