僕は君のもの




男の子に好かれるように女の子にも好かれたらいいのに。



そうすればこのどうしようもない気持ちを吐き出すことができた。



そうすればこんなくだらない自分を叱ってもらうことができた。






美紀はいつも独りぼっちで。



助けてくれるのはいつも男の子で。





だからそこに頼るしかなかったんだよ?


誰かに寄りかかって楽になりたかったんだよ?





って言ったところで答えてくれる人なんていないんだけどね。





応えて欲しい人はいないんだ…。









< 92 / 245 >

この作品をシェア

pagetop