先輩(仮)

3日ぶりの学校はなんだか懐かしく感じた

家でいろいろ考えてたから長い時間学校にきてなかった感じ

日の出前のバイト以外で外に出ることがなかったから真夏の太陽の日差しがキツい

汗で制服が体にまとわりつくし気持ち悪い、それなのに、それなのに!

「りっちゃあ~~ん」

靴を履き替えてると後ろから、がばっ!

「いやぁー、あつーいっ!」

「えへっ、久しぶり!」

まるで語尾にハートマークでもついてるかのようなテンション

「もぉ、そういうのはけんちゃんにやりなさいよ」

「もうやったよ!」

やったんかーい!
ねぇーっとあとからきたけんちゃんと顔を見合わせる

あぁー、ただでさえ暑苦しいのに朝っぱらからこの2人...

ブツブツ言いながらも部室に向かうと歌が聞こえてきた、あの日の歌だ!



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