先輩(仮)
「きみは特別だからね」
ニコッと笑った先生、あれ?今目の前にいるのは医者だよね?なんかチャラくないか?
「栄養学とかも学んでるから、自分ではどうにもならなくなったら俺に相談して?」
この言葉でこの人はすごい人だと思った。最後は素をみせて“俺”になってたけど
絶対モテるなこの先生...。
「じゃあ話はこの辺にして、点滴もして体調もだいぶよくなってるみたいだからもう帰ってもいいですよ」
あっ、医者に戻った
「ありがとうございます」
「どういたしまして、帰ったらそれに連絡してね?」
「今日ですか?」
「そうだよ、だって僕から連絡したいとかわからないと困るから教えてもらわないと」
「はぁ、わかりました...」
「あ!彼氏におこられるかな?」
先生はドアの方を指差した
「...///違います!ただの部活の先輩です!」
「ははっ...了解!」