先輩(仮)
「先生さぁ、「誠!」
あ、忘れてた...
「誠さんさぁ、寝なくて大丈夫なの?明日早くないの?」
時計を見ると12時近い
私は眠くないけど誠さんは“仮にも”お医者さん、私のせいで明日寝不足なんてなって欲しくない
「ん~、仕事はあるけどこれくらい平気だよ」
「じゃあ、もう寝てください!眠たい顔して患者さんと向き合うなんて許しませんよ?」
「ふふっ、優莉は優しい子だね、俺はもっと優莉と話してたいんだけど」
「ダメ!これ以上電話続けるならもうこれから電話出ないから!」
「えー、それは困る!寝ます!今すぐ寝ます!だからこれからも電話出てね?」
「...ひ、暇だったらね...」
「じゃあ、お休み優莉」
「おやすみなさい...」