先輩(仮)


……………


しばらく時間が経って
私がうとうと寝かかってきた頃

崇哉が寝返りをうった


私は崇哉に背を向けて寝ていて
崇哉はたぶん私の方を向く感じで寝返りを売ったと思う

さっきはあまり聞こえなかった寝息が、近くに聞こえてくる


よかった、崇哉もちゃんと寝れたんだ



そう思ってた時



お腹のあたりに暖かいものが触れる




!!!?!!?!!!?

な、なに!?


びっくりしすぎて身体が硬直する


た、崇哉!?


寝ぼけてるのかな?


とりあえずじっとしてるけど
絡まった腕がほどけることはない


むしろエスカレートしている









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