先輩(仮)



少し崩れた身なりを直し、改めて寝る体制にはいる、だけどまだ身体が震えてる…



「ごめん、一つ嘘ついたわ…」

崇哉がポツリと話し出す、その声に少しビクつきながらも背中から聞こえる声に耳を傾ける


「優莉?抱きしめてもいい?もう、変なことはしないから!ほんとに抱き締めるだけ!ダメかなぁ…?」

ふるふるふると首を横に振る

「ダメじゃないです…」

ほんとに聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で答えた


ちょっと躊躇いながら崇哉が後ろから抱き締める

「怖い思いさせてごめん…こんな身体震わせて…」

「た、崇哉のせいじゃない!私が悪いの…だって嫌じゃなかった////ただ初めてで怖かっただけ」


「うん、ごめんな…」


強引だけどこうやってちゃんと優しいとこが崇哉らしい


崇哉の腕はとても心地よくて身体の震えも止まって今日はとても寝つきがよかった











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