先輩(仮)

yu-ri side 8




朝目が覚めるとまだ先輩の腕の中だった


////////


昨日のことを思い出して恥ずかしくなるばかり、だけど力が強くてその腕から逃れる事はできない


ゴソゴソ動いてみるけど起きる様子はないので、とりあえず向きを変えて先輩の方を向いてみた


やっぱりまだ寝てる


先輩は私のこと好き?


だから昨日あんなことしたの?


好きなわけ…ないか…


でも、もう私の気持ちは伝わっちゃったよね?


当たり前だけど私の心の問いに応えはなくて、静かに眠る先輩の寝息が聞こえるだけ…


それにしても…先輩の顔は整ってるなぁ、確かに私のタイプではないけど、彫りが深く高い鼻、薄い唇…

「ほんと、キレイな顔…」


ずっと見てても飽きないや


「…そんなに見つめられると恥ずかしいんだけど///」



!!!!?

「おっ、起きてたんですか!!?」


「うん、なんか視線感じて…」


起きてるなら、なんか言ってくれればいいのに!!寝たふりなんて……///////

「こんな近くで見たことなかったから、つい…」

「ははっ、俺みたいなやつのこと見たってなんもないのに、それより優莉の方が綺麗だと思うよ?」


「なっ//////絶対そんなことありえませんっ!!!私なんてブサイクです!下の下ですよ!」














< 211 / 399 >

この作品をシェア

pagetop