先輩(仮)
yu-ri side 8
朝目が覚めるとまだ先輩の腕の中だった
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昨日のことを思い出して恥ずかしくなるばかり、だけど力が強くてその腕から逃れる事はできない
ゴソゴソ動いてみるけど起きる様子はないので、とりあえず向きを変えて先輩の方を向いてみた
やっぱりまだ寝てる
先輩は私のこと好き?
だから昨日あんなことしたの?
好きなわけ…ないか…
でも、もう私の気持ちは伝わっちゃったよね?
当たり前だけど私の心の問いに応えはなくて、静かに眠る先輩の寝息が聞こえるだけ…
それにしても…先輩の顔は整ってるなぁ、確かに私のタイプではないけど、彫りが深く高い鼻、薄い唇…
「ほんと、キレイな顔…」
ずっと見てても飽きないや
「…そんなに見つめられると恥ずかしいんだけど///」
!!!!?
「おっ、起きてたんですか!!?」
「うん、なんか視線感じて…」
起きてるなら、なんか言ってくれればいいのに!!寝たふりなんて……///////
「こんな近くで見たことなかったから、つい…」
「ははっ、俺みたいなやつのこと見たってなんもないのに、それより優莉の方が綺麗だと思うよ?」
「なっ//////絶対そんなことありえませんっ!!!私なんてブサイクです!下の下ですよ!」