先輩(仮)



「まあ、でも暇があれば部活に顔出すし!みんなそんな顔しないでよ?」


みんなにそんな顔されたら辞めづらいじゃん…


「まあ、りっちゃんが決めた事なら……でも本当にいつでも顔出してね!!」


「うん、もちろん!」


えっちゃんもだけど、とりあえずみんな納得?してくれたみたいでその話は終わった



「…ごめん、余計なこと言ったね?神田とかにはもう話してると思って」


崇哉が本当に申し訳なさそうに謝ってきた


「いや、どうせ今日コンクールが終わったら言うつもりでいたんで大丈夫ですよ!」


「そうか…でもお前が辞めるのもったいないな、せっかく才能あるのに…」


「そんな事ないですよ…それに歌う事なら家にいてもカラオケに行ったりしてもできますから!」


歌の楽器は自分の身体だし、何か作業しながらだって歌うことはできる


私だって、歌はすきだから歌をやめる事なんてしないよ、だからそんな顔しないでよ…











< 242 / 399 >

この作品をシェア

pagetop